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広島県介護支援専門員協会 > 協会概要 > 会長挨拶
更新日:2025年07月07日

令和7年度の定期総会において理事に選任された後、臨時理事会で理事の互選により会長に選任されました渡部貴則でございます。その後、定期総会会場におきまして、会員の皆様に、令和7年度からの新役員体制を報告させていただきました。その場でも簡単に挨拶をさせていただいたのですが、改めて会長就任に当たりまして、会員の皆様にご挨拶申し上げます。
私自身振り返りますと、平成19年に前身のNPO法人の理事を拝命した後、平成28年からは常任理事、令和元年からは副会長として、当協会の役員を18年務めさせていただきました。さらに、今年から会長として重責を担うことになり、改めて身が引き締まる思いです。現在、職場は広島市中区にあります悠悠タウン江波・基町の施設長をしていますが、職場の介護支援専門員からある時には優しく、ある時には厳しく指導を受け、数名のケアプランの作成をさせていただいています。
長く役員をさせていただくと、思い出すこともたくさんあります。最初に思い出すのは初めて役員をさせていただいた頃になります。この頃は、会員も減り運営も厳しく、平成27年には借入も起こしています。当初は、研修・出版部会に所属させていただき、研修関係の勉強をさせていただいたのですが、この頃から総務部会の方に足を踏み入れました。正直な気持ち、「…。」と思っていましたが、とうとう借り入れを起こしたときは、役員の一人としてこの借入を返さないと会員に会わせる顔がないと腹をくくって、経営の健全化に取り組みました。会費の値上げ、研修の見直し、役員の手当の凍結など会員にも役員にも職員にも、様々な厳しい対応をさせていただきましたが、借り入れを返すことができ、現在では安定した運営ができるまでになりました。
その取組の最中、「平成30年豪雨」の災害があり、7月20日から8月31日にかけて、延べ120名の介護支援専門員が、呉市や三原市などの被災地で活動をしています。この活動の特筆すべきことは、災害復興の土木支援等ではなく、日頃培った介護支援専門員の面接技術、アセスメント力で被災地に貢献したということです。被災した家を回り、温かい気持ちで傾聴し、一方では冷めた頭で課題を分析する過程は、介護支援専門員の専門性が見事に発揮できた場面でした。反省もありました。この活動に私も参加したのですが、移動の車や寝る場所の手配等目の前の最低限必要な経費を優先し、それら以外の活動はほとんど手弁当での活動になったことです。このような活動をしようとしたら、着る服や持ち運びの道具等細かい物も含めるとかなりの出費と準備をしないといけないものです。せめて活動の必要経費相当分は当協会から支給しないといけないと強く思ったものです。ただ、当時は、運営もようやく軌道にのり始めたころで、それらに充当する余裕はあまりありませんでした。そのため、いち早く災害積立基金を創設して、今後の災害の対応等に取り組んでいます。今後、このような災害が起こった時、しっかりした基金があると、人手については、我々会員の仲間の応援で対応し、被災地の居宅介護支援事業所等に必要な物品や活動に必要な経費は基金から充当することにより、安心して活動できるものと期待しています。このような取り組みからも、当協会に加入するメリットは会費以上のものがあると考えています。
話は変わりますが、広島県の人口状況をみますと、平成10年をピークに減少しており、この27年間で約184千人減少しています。一方、要介護高齢者は、現在の約165千人から、2040年までは増え続けること(約197千人)が予想されています。このことは広島県介護支援専門員協会も新たなステージに取り組まなければいけないことを意味しています。まずは、2040年までの厳しい時に「広島県にケアマネ難民をつくらない」を目標に、取り組んでいきたいと考えています。例えば、現任の介護支援専門員を増やす取組、地域ブロックの活動支援、法定研修の読み替えなどを含めた更新研修の負担の軽減等になります。またそれらの取組の大前提として、協会の会員を増やし、協力できる仲間を増やすことは最も大切な取組になります。2040年に向けて目標などを説明してきましたが、私が会長に就任させていただいた2年間で、方向性を示したいと考えています。
振り返りますと、私が立てた目標も、落久保裕之前会長が示された5つの機能(①法定研修の機能・②介護支援専門員の登録業務の機能・③職能としての自己研鑽の機能・④政策提言できる機能・⑤災害時助け合える機能)を、時代の変化に合わせて見直したものに過ぎません。そう考えますと、今までの歴代会長(山本明芳元会長、荒木和美元会長、落久保裕之前会長)が、時代の節目で登場し、時代を読み、広島県介護支援専門員協会を導いていただいたことに感謝するとともに、その末席を汚さないよう役割を全うしなければいけないと改めて思いました。色々話がそれましたが、以上で会長就任の挨拶とさせていただきます。今後ともよろしくお願いします。